今や、無料のものも多く普及し、誰もが楽譜作成ソフトを手にできる時代。
セッションなどで手渡される譜面も、手書きのものより多くなってきました。
その度に、演奏より楽譜制作が本業の私は、いろいろ気になることはあったのですが・・・まぁまぁそれは、(楽譜制作に関しては)素人さんの作るものだから、、、ということで目くじらを立てることなく過ごしていました。
が。
最近、これからダウンロード楽譜に配信しようとする編曲家さんの楽譜をチェックする機会や、すでに大手出版社から発売されていた楽譜の再販に関わる機会を得て、あれれれ？と思うことが多々ありまして…。
ここ何年かは、自分が作ることに追われていて、あまり他の方が作った出版譜などを見る機会がなかったので、そこから、世の中にあふれるデジタル楽譜を見回してみました。
すると、あまりにも、ソフト任せなままで、伝統ある記譜のルールが守られていない楽譜や、演奏者に不親切な楽譜が多いことに驚愕しました。
このままではいけない・・・・
私のつたない経験を伝えて、世の中の楽譜を少しでも良くしていかなければ!!!と正義感に燃え・・・というのは大げさですが、もし、より良い楽譜を作りたい、と思っている方の、ホンのちょっとでもお役に立てれば幸いです。
